セルフタイトル作以降注目度上昇中、Film Schoolの最新作。今作ではマイブラのColm O’Ciosoigをはじめ、参加ゲストも多数!元々ゲイザー系の音ではあったものの、前作に比べリズム隊がどっしりとし、その風にもなびかない座り具合が、 逆にギターとVoの揺らぎを実際の音像以上に、感覚的に強調していて奥行きのある音になっている。 このリズム隊が同時に躍動感を持っているのも素晴らしい。 スペーシー且つノイズまみれの海に漂うような一貫した世界観は前作より遥かに明確であり、シュー(ニュー)ゲイザーとしてならば、名作に数え上げるべき1枚だと思う。ただ、一方で前作で発揮されたバラエティに富んだソングライティングは悪く言ってしまえば切り捨てられているに近い。その辺りの器用さや奔放さもFilm Schoolの大きな魅力であり、「もっとできるよね?いけちゃうよね?」という期待やもどかしさも入り交じる不思議な作品なのだ。 (m narisawa) http://www.myspace.com/filmschool
by hte_bb
| 2007-10-04 07:54
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